自閉スペクトラムの息子 10.クルの妊娠~出産まで

こんにちは!

 

昨夜はイレギュラーで仕事に行ったので子供たちが、寂しそうに見送ってくれたのが久々にカワイイと思ってしまいました。

 

クル「おかーちゃん、行かないで!!クル、ちゅかれてるから。いっちょにねよー(お母さん行かないで!クル疲れてるから、一緒に寝よう!)」

 

マル「おかーさん、さみしい。いつ帰ってくるの?」

 

最近は普段でも憎まれ口ばかりで、イライラさせられっぱなしなので、たまにはこういうのも良いですね。

 

小さなお顔でこっちを見上げながらそんなこと言われると、キュンキュンしてしまいます(笑)

 

「おかーさんが、帰ってきたら一緒に寝ようね!!それまで良い子に寝て待っててね!!」

 

四時間後に帰宅して布団に入ったら、二人ともすぐに寝ながら転がって寄ってきました。

 

なぜ意識のないまま、母の帰宅に気付く事が出来るのか?

時々二人で、夜中暗い中座って待ってたりするんです。

 

寝ながら・・・。

 

隣の部屋でテレビを見ている親は、物音で気付き見に行って驚愕します!!

 

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座って寝ている図

2人でくっついて座って寝ているので、こちらは怖い以外の何物でもありません。

 

翌日二人に聞いても、何も覚えていないので困ったものです。

 

そして昨夜は転がってきた二人に挟まれた母は、ものすごい狭い空間で寝ることを余儀なくされ朝起きたら体がバキバキになっていました・・・。

 

クル妊娠中の出来事

 

クルを妊娠したのは、結婚して調度1年が経ったころです。

 

結婚してもしばらくは今までの生活を変えたくないと、仕事もそれまで通りこなしていました。

 

夜も遅い時は、日付を超えることもしばしばありました。

 

当然食生活も、基本的な生活習慣も不規則で健康的とはとても言い難いですが、仕事はそれなりに充実してやりがいもあり毎日楽しく過ごしていました。

 

子供が出来ても、この仕事が続けられればいいなぁと思っていたのですが、妊娠が発覚し落ち着いてから会社に報告したところ、夜にかかる仕事は外されることになりました。

 

妊婦の体調管理を、しっかり考えてくれる会社でしたね。

 

自分が夜間を抜けた分他の人に負担が掛かってしまったので、日中の仕事はしっかりやらなきゃと気を引き締めましたし、それまで以上に昼間出来ることは頑張りました。

 

幸い重いつわりもなく、穏やかな妊娠初期を過ごせました。

 

しかし、何が原因なのか14週に入った頃から出血が始まったのです。

 

その出血は14週から24週まで、ずっと続きました。

 

病院に行っても異常なし、胎児も元気ですしか言われず不安なまま過ごしていました。(その時は、「びらん出血」と診断されました。)

 

体調は全く悪くなく、普段の生理と同じような出血がずっと続くだけなので先生にも相談して仕事は続けていました。

 

しかし24週の検査で、羊水過少と診断され即日入院になってしまったのです。

 

今まで出血してても、赤ちゃんは元気だったのに。。。

 

自分が知らず知らずのうちに無理をしていたのかもしれないと、後悔で入院中のベッドで泣きました。

 

病室内のトイレと食事以外は起き上がる事を禁止され、3週間病院で悩み仕事を辞めることにしました。

 

そこから出産までは大きなトラブルもなく、出血も止まり羊水も正常量まで戻ったので、比較的平和な妊娠生活を送ることが出来ました。

 

里帰り出産だったので、34週で実家に帰りその時を待ちました。

 

37週のある日、午前中妊婦健診で母親に病院に連れて行ってもらい実家に帰って布団で横になっていたところ破水しました。

 

経験はなかったのにかなりの衝撃だったので、すぐに破水と分かりました。

 

私の母は出産までものすごい時間がかかったようでトラウマが酷く、破水したらすぐ微弱な陣痛が始まるものだと思っていたのですが、入院から6時間経っても私は全く陣痛が起きる気配がありませんでした。

 

母は、「この子陣痛が始まらないんですけど、呑気に夕飯食べてるんですけど大丈夫ですか?」

 

と看護師さんに聞いてまわってました(笑)

 

そして夜、「こんなんじゃ、今日は生まれなさそうだから帰るわ!!」と母が諦めて帰ったのが19時頃です。

 

その後22時前後から陣痛が始まり、翌日1時に出産しました。

 

そして順調に陣痛も進んでいるのに、誰に連絡するでもない私の様子を見かねた看護師さんが、

 

「ご家族呼ぶなら今ですよ!!(えっ!?あんたさっきのオロオロしてた親とか呼ばないの?)」

 

と、陣痛の合間に言ってくれたので0時頃電話しました。

 

私:「今から、生まれるらしいんだけどママン達来るの?」

 

母:「バカじゃないの?なんでもっと早く連絡しないの!!(ブチンッ・・・)」

 

さて親にも連絡したし、準備は万全です。

 

後は我が子に会うだけと、助産師さんの指示どおり頑張りました。

 

(おや?赤ちゃんの産声ってそんな子猫みたいな泣き声なんだ?)

 

思えば初めての違和感は、ここから感じていたのかもしれません。

 

クルの産声は「ミー、ミー」と小さな猫ちゃんが鳴いているように頼りなく聞こえました。

 

もしかしたら、クルの障がいは私が妊娠中に知らず知らずのうちに無理をしていたのが原因かもしれないと今でも本当に悔やんでいます。

 

クルに申し訳ないし、旦那も何も言わないけれどそう思っているかもしれないとよそよそしくなってしまう自分がいます。

 

なんで直接私に苦行が降りかかってこなかったのか、本当に思う毎日です。

 

ありがとうございました。

 

自閉スペクトラムの息子 9.幼稚園入園拒否!!

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こんにちは。

 

2019年になってから早2ヶ月、今年ももうすぐ3月がやってきますね。

 

クルは今年3月で幼稚園を卒園します。

 

4月からは小学生になりますが、心配と不安で親の精神が追い付いていきません・・・。

 

無事にクラスになじめるだろうか?発達が遅いことでお友達にちょっかいは出されないだろうか?

 

近所の公園で遊んでいてもクルは自分のやりたいことをやるので、年上のお兄ちゃんなどはイライラするようです。

 

親としては出来るだけ子供の気持ちを傷つけたくないので、ちょっと強気な子が来たりするとそそくさと逃げるようにしています。

 

それでも他に遊ぶ子がいない男の子なんかは、果敢にも寄ってきます。

 

本当に人間ってすごいなぁと思うのですが、マルは教えていないのに圧倒的な野生本能なのか世渡り上手なのか、小さな小さなコミュニティの中でボスを理解し従えるのです。

 

クルは・・・・。

 

砂場で山を作れば、ぶつかって壊してしまう。

 

穴を掘ろうと言われれば、穴の中に落ちてしまう。

 

一生懸命やろうとしているのに、体と力がついていかず失敗ばかりでお兄ちゃん達は一様に嫌そうな顔をして「お前はもういい、あっち行け!」というのです。

 

私もまだ子供だなと思うのですが、「お前が勝手に来たんだろ!!」と思ってしまうんですよね。

 

だから関わらないように、最初に逃げたのに・・・。

 

クルの人生は、まだまだこれから。

 

どうか幼稚園や療育の様に良い先生と、お友達に恵まれますように!!

 

幼稚園に拒否される!!

 

クルは年中さんから、幼稚園に入園しました。

 

年少さんから入れなかった理由は、全く言葉が喋れなかったし指示も理解できていなかったからです。

 

お友達とも先生ともコミュニケーションが取れないのに、無理に入れたらクルがかわいそうだと思ったのが大きな理由です。

 

ちょうど療育先でも、母子分離でマンツーマンで一日先生と一緒に生活をするメニューが始まったので、そちらでじっくり様子を見ようと思いました。

(この1年はものすごい成長が見られたので、別で記事にしたいと思っています。)

 

そして親の願いどおり幼稚園の説明会や面談が始まる時期には、少し言葉も出てコミュニケーションも取れていたので満を持して幼稚園を探し始めました。

 

しかし・・・。

 

こちらから「発達障害のある子で~。」っていうと断られるんですよね。

あとは、ものすごい嫌そうな声を出されて

 

「どうしても来たいなら、見学来てみたらどうかしら?」

 

って、思い出しただけでも涙が出そうになりますが現実はこんなものです。

 

あとは、一番多い回答は先生が十分にいないのでというもの。

 

「ちょっと、カバーできません。」

「あなたのお子さんを受け入れると、先生を増やさないといけないんです。」

 

そうですよね。

 

他のお子さんの安全を脅かしてでも、うちの子を入れてくれと言っているわけじゃないのに、そこまで拒否されるとも思っていなかったのでかなり傷つきましたね。

 

しかし今通っている幼稚園は入園の時も、イベントなども親の付き添いもなく何でもみんなと同じように扱ってくれました。

 

お泊り保育も参加していいのか聞いたら、「お母さんは安心して家で待っていてください!先生は全員行くのでフォローは完璧です!」

 

運動会のリレーもクルを参加させてしまうと、クラスがビリになってしまうので、クルは外してくれてかまわないと言ったら「どうしてですか?クルちゃんも○○組の一人です。それに最下位になってしまっても、他の足の速い子に捲らせます!!」

 

この2年間で、クルは本当に大きく成長しました。

 

めげずに、幼稚園探して本当に良かったと思っています。

 

悪いことをしたらしっかりと怒ってくれていたのも、親としては凄く嬉しかったです。

 

2年間担任してくださった先生と、同じクラスのお友達の優しさはクルの中にもいっぱい残った事でしょう。

 

みんなの名前を嬉しそうに教えてくれるようになり、母はとても嬉しいです。

 

幼稚園や保育所に通うかどうか迷っている同じような子を持った、ママやパパ達も良い所に巡り合えるように祈っています。

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

自閉スペクトラムの息子 8.眠ってくれない?睡眠の悩み

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bloodstoner

こんにちは。

 

先日私たちが住んでいるところでも、少しの雪が降ったので近くの公園で雪だるまを作ってきました。

 

・・・・・・茶色い(笑)

 

雪国で育った私は、こんな少しの雪ぐらいじゃ驚きもしないですが子供たちは大はしゃぎで朝から家の前の雪を使い果たし、公園へ遠征へ行くことになってしまいました。

 

結局あの日は一日中雪で遊び、楽しかったことでしょう。

 

今回の三連休も雪がちらつきましたが、マルが胃腸炎なのでどこにも行けずクルは一人で家の前の雪をいじる程度でした。

 

たぶん先日の雪遊びで飽きてしまったんでしょう。

 

すぐに家に戻ってきました。

 

豪雪地帯で暮らしている人は、嫌でも降り続く雪と毎年格闘しなければならないので大変だと思います。

 

私もどんどん歳を取っていく、両親の冬が心配です。

 

子供としては、いずれちゃんと考えないといけない問題ですよね。

 

睡眠について

この睡眠問題については、悩んでいるお母さん多いと思います。

 

日中力尽きるまで遊ばせても、なぜだか夜寝ない。

 

しかし言葉が話せない・意思の疎通が出来ないとなぜ寝ないのか分からないですよね。

 

こちらも日中働いたり一緒に遊んだりして、夜はしっかり寝て翌日に備えたいと思っているのに、子供が何をやっているのか不安で寝つけないというママ多いのではないでしょうか。

 

結果翌日の日中活動に支障が出てつまらないミスをおかしたり、イライラしてしまったりします。

 

ちなみに我が家のクルは、家だと大体同じ時間に寝てくれます。

体内時計の赴くまま一人で布団へ行き「スヤァ・・・。」と夢の世界へ旅立っていきます。

 

なのでとっても良い子じゃん!!と思ってしまいそうになるのですが、これはこれで厄介なんです。

 

  • 母の実家に帰ると、寝る時は気絶するのを待つ。
  • 旅行にはクル専用シーツ&枕持参。
  • 自宅でも部屋が変わると寝れない。
  • 親戚の家に行くお出掛けする事による、寝る時間が遅くなるなどのイレギュラーは一切受け付けない(癇癪)。

 

母の実家へは車で6時間ほどかかります。

 

「じゃあ、そろそろ帰ろうか!!」などと当日言えるような距離ではありません。

 

ここ数年は実家の方のニトリで、うちで使っているものと同じ枕とシーツを用意したので寝てくれますが、初期の頃は暗い玄関で黙って靴を履いて帰ろうとしているクルがいました。

 

帰るわけにもいかないし、クルは寝てくれようともしないので座ったまま眠りに落ちるのを待ち、長座布団に乗せ布団へ運ぶという作業を帰省中ずっと繰り返しました。

 

他にも一日のルーティンが崩れるのを嫌がるので、お出掛けなども帰宅が遅くなることは出来るだけ避けています。

 

癇癪が続く方が、親としてはツラいです。

 

色々な人と話す機会が多いので、自分なりの理由として思いつくことがありました。

 

親のお仕事や家の都合などで、赤ちゃんの頃から変化を伴う睡眠をしていた子は比較的睡眠問題に悩んでいない。

 

ママやパパの実家が近くて良く帰省している人や、仕事場に一緒に連れて行って寝かせている人など、生活の状況が日々変化している人の子供は聞いてみると「そういえば、比較的どこでも寝てくれるー!!」と言っています。

 

我が家は比較的同じような時間割りを繰り返すだけの家庭なので、刺激は少な目かもしれないですね。

 

赤ちゃんの頃から同じ家でも部屋を変えて寝てみるなど、もっと色んな努力をしてみれば良かったかもしれません。

 

とにかく生きていく上で、自分が不快に思う変化を受け入れなくてはいけない時が多々あります。

 

少しでも沢山クルに降りかかる、『不快』を軽減させてあげたいと思います。

 

ちなみに、お子さんの睡眠に関してどうしようもなく悩んでいるなら一番良いのは主治医の先生に相談することですね。

 

もし、その先生が専門でなくても良い所を紹介してくれると思いますので、安易に一人でどうにかしようと思わない方が良いです。

 

頼れる人は、一人でも多い方が良いです。

 

ママやパパが、追い込まれないようにしてくださいね!

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

自閉スペクトラムの息子 7.偏食について

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bloodstoner

こんにちは。

 

我が家のクルとマルは、本当にいつも一緒にいます。

 

弟のマルが必要以上にクルを意識しているので、いつもぴったりくっついて遊んでいます。

 

クルは基本的には一人の世界に行きたいタイプなので、時々邪魔そうにしていますが、マルが傍にいてくれることで他者を意識することが常に出来ているのかなと思っています。

 

ケンカばかりの二人だけど、親では与えてあげられない刺激をたくさんマルから受け取っているようです。

 

・・・・・・・しかし、そこにはリスクが多いです。

 

そう!どちらかが風邪をひいたときです。

 

我が家はマルが圧倒的に身体が弱く2ヶ月に一度は胃腸風邪にかかりマーライオン状態になってしまうので、ここまでぴったりくっつかれるとクルにも移ります。

 

先週末から、マルが胃腸風邪にかかり熱もあるのにクルにくっついてまわるので困っています。

 

小さいうちはしょうがないのかなとも思いますが、「布団で寝てなさい!」という親の言うことを聞かず、クルにくっついて動き回っているのでこちらも頭が痛いです。

 

まぁ、動き回れるってことは元気ってことですよね・・・。

 

クル頼むから、うつらないでくれー!!!

 

偏食について

こだわりの強い自閉症の特性で偏食があります。

 

毎食の食卓で決まった物が出てこないと叫ぶ・食事を拒否。

 

特定の物しか食べないなど、色々な症状があります。

 

クルは現在6歳。

 

現状は大人と同じものをある程度食べるようにはなっていますが、ここに来るまでに様々な状態になりました。

 

ちなみに、幼稚園は給食メインの所に入園しました。

 

赤ちゃん時代からの食事について少しお話したいと思います。

 

6か月頃:離乳食開始

色々な味のものを食べさせようと努力しました。

毎週末、お野菜を沢山炊いて冷凍のストックを作り毎食の離乳食に利用していました。

もちろん、お出掛けした際はベビーフードも効率良く利用して負担を減らしつつ上手くやっていました。

 

12~24か月:幼児食の頃

柔らかいご飯や、お野菜を意識的に取らせるようには気を付けていましたが、少しづつ好き嫌いが出てきました。

ただ、丼ものにすると良く食べてくれたので肉・魚・野菜の種類を変えつつご飯の上にかけるスタイルで提供していましたが、丼スタイルじゃないと食べてくれないなどがあったので少しづつこだわりが出てきていたのかもしれません。

 

24~36か月:食べない

なぜだか「スナックパン」しか食べないという時期がありました。

せっかく作ったご飯を残され、クレーンでパンを持ってこいと要求される毎日。

しかし、何か食べさせないと病気になるのではと怖くて毎日スナックパンだけは用意していました。

 

私の精神もツラくなり、怒りにまかせてお皿も何枚か割った記憶があります。

本当に家庭も荒れていましたね。

 

36か月~現在:成長別に記載

この頃から一人で育児ではなく療育に通い始め、プロの療育の先生の意見のもと少しづつ変えてみました。

 

・パンは買わない。

出したおかずを食べなかったとしても、お米を食べればそれでいいと心を鬼にしてパンからの卒業を図りました。

 

最初は泣き叫びましたね・・・。

 

しかし、お腹が減れば食べるはずと思い小さなおにぎりを毎食作りました。

 

・お弁当はおにぎりと好きなおかず。

小さなおにぎりと、好きなおかず2品位の小さなお弁当を作り完食する喜びを感じてもらう。

 

・野菜は生で提供

料理をする過程を見るのが好きなクルは、野菜を切っているときなどそばに寄ってくるので生でも食べれるものを少し渡します。(今でも食べています。)

コリコリとした触感が良かったのか、少しづつ生野菜を食べる事が出来てきました。

ピーマンなども生のまま食べていました(笑)

しかし、野菜炒めなどは断固拒否です。

 

・味付けは嫌い

ドレッシングや、マヨネーズ、ケチャップ、お醤油などは今でも好きではないようですが、3歳代は特に酷かったです。

 

食材の味を楽しんでいるんだなと勝手に解釈し、特に強要はしませんでした。

 

・子供別の食事を辞める

今までは、子供の分は別で食べれるものを作っていました。

しかし、野菜も生のまま食べれるようになったし、食べれるものの幅が広がっていたので子供専用のご飯を辞めました。

大人と同じものを出すようにしたのです。

 

最初のうちは、食べませんでした。

 

根気よく手法を変え、味を変えしている間に、少しづつ口に入れる回数も増えてそこまで不味いものはないらしいと判断してくれたようです。

 

・給食の空気感

クラスのみんなと並んで同じものを食べる。

周りを見て、しっかり自分も同じように食べてくれるようになったことで一安心しました。

幼稚園に通い始めた頃は、「今日も白ごはんしか食べませんでした~!!」っていう日しかなかったので、ものすごい成長ですね。

 

栄養を考えられた、毎日違うものを食べれるようになったことはこれから、小学校・中学校に行ったときも親として安心材料の一つです。

 

こだわりが酷く食に悩んでいる人は、たくさんいると思いますがみんなと同じ物を食べてほしいという願いはどんなママやパパでも変わらないですよね。

 

自分の子供にはどんな作戦が良いのかぜひ、考えていって見てください!

 

 

 

 

自閉スペクトラムの息子 6.感覚過敏について

こんにちは。

 

ただ今卒園に向けて、療育施設と幼稚園へのメッセージやら準備やらで母は非常に危機的状況に陥っております(笑)

 

新しい環境に入ってうまくやれるだろうかとか、新学期の準備どうしようとか先の事を考える暇はほぼなく、今やらなきゃいけない事を淡々とこなして一日が終わっていきます。

 

ところで今日はクルの人生始まって以来の、嬉しい出来事がありました。

 

なんと幼稚園のクラスのお友達に、お手紙をもらってきたのです。

 

「○○ちゃんが、クルにお手紙くれたのー!!」(肝心の名前は聞き取れない・・)

 

と嬉しそうに報告してきたのです。

 

弟のマルは以前からお友達とお手紙交換などをしていて、それを見るたびに羨ましそうにしていたクル。

 

しかしコミュニケーションが上手く取れないクルに、お手紙をくれる子はなかなかいないだろうなぁ・・・と諦めていたところの出来事だったので衝撃でした。

 

中には文章ではなくクルの好きなサンリオのキャラクターが、色とりどりに描かれていました。

 

きっと時間をかけて一生懸命描いてくれたんだろうなぁと推測出来る程の上手さと、色の使い方でした。

 

子供たちが家に入っていった後、あまりに嬉しくて涙が出ました。

 

もしかしたら、お友達にお手紙を貰う事なんてこれが最後かもしれませんがこの嬉しい気持ちはクルも忘れないと思います。

 

誰がくれたかはハッキリしませんが、こんな気持ちにさせてくれて本当にありがとう☆

 

大事そうにお手紙を抱えているクルを見れて本当にうれしいな。

 

感覚過敏の事

自閉症の特性の一つに、感覚過敏があります。

 

あまり詳しくない人には、耳を塞いだりするよねって言われたりしますが、これもまた様々な症状があります。

 

もちろん、音に過敏な人もいます。

 

掃除機や、運動会のピストルの音、飛行機の飛んでいる音などが不快で堪らないなんて人もいます。

 

私達だって黒板を爪を立てて「キー!!」ってされるの嫌ですよね。

 

他にも、木の椅子に座った時のお尻の感覚が嫌だっていう子や、体に触られるのが嫌だっていう子もいて本当に様々なんです。

 

我が家のクルは、先端過敏です。

 

本当にそんな呼び名なのかどうかはさておき、指先や耳・口などを触られるのを嫌がります。

 

なので、足の爪や耳掃除が出来なくて困っています。

 

手の指だけは赤ちゃんの頃から毎週切っているので、慣れているみたいですがそれでも必要以上に指先を触るのを嫌がります。

 

足は勝手に爪が折れるのを待つ(寝てる間も出来ません。)、耳掃除は覚悟を決めて耳鼻科へ半年に一度連れて行っています。

 

事情を知っている先生は高らかに笑いながら処置しますが、母は押さえつけるのが大変なので終わった頃にはグッタリです。

 

待合室にいる人にはどう思われているのか・・・。

 

断末魔をあげているクルを抑えながら、ぼんやりと考えたりしています。

 

歯科には定期的にクリーニングで通っているので、耳鼻科ほどではないですがやはり大変です。

 

今はまだ押さえつけれるほどのサイズなので良いですが、大人になっていくにつれどうなるのか恐怖でしかありません。

 

何かいい方法があれば教えてください。

 

ありがとうございました。

 

 

 

自閉スペクトラムの息子 5、大嫌いな言葉

こんにちは。

 

息子たちが先ほど帰宅し、お菓子を食べています。

 

実は、帰ってくる間にひと悶着ありまして・・・母は子供たちに土下座する事態に陥りました(笑)

 

クルが「おベント、レジャーチート(訳:レジャーシート)無かった!!汚かった!」

 

「タオルちいてたべたの。(訳:タオル敷いて食べたの。)」

 

非常に怒っていました。

 

しかし今日の予定にレジャーシートは書かれていませんでしたし、幼稚園もこの寒い中インフルも流行っているのになぜ外で食べさせるようなことをするのか・・・・?

 

マルも同じくレジャーシートがないと言ったので、頭の中は「???」でいっぱいでしたし、「そんなの今日の予定に書かれていなかった!」と私も反撃しました。

 

家に帰ってから、プリプリしながらマルが持ってきたのは

 

       ランチョンマット!!

 

「さーせんでした!!!!」慌てて二人に土下座し、許してもらいました(笑)

 

これは、お弁当・給食にかかわらず常に持たせなければならないものです。

 

自分だけ、クラスの中で逆目立ちするのが嫌だったみたいですね。

 

まさか二人ともに、入れ忘れてしまうとはダメ母ですね。

 

でもこうして今日あった事を教えてくれるようになってくれて、うれしいと思う私でした。

 

大嫌いな言葉

 

クルがまだ小さく何も話せない頃、コミュニケーションもうまくない状態で、児童館などに行くと決まって話し掛けてくる話好きな年上ママ。

 

発達の遅いことに気付くと、100%決まって言うんです。

 

「男の子だから、話すの遅いよ!!うちの子も~・・・」

 

私は、この言葉が大嫌いです!

 

えぇ、分かりますよ!

 

発達の遅い子の、不安な気持ちのママに対してのこの言葉。

 

慰めだってわかるけど、良い人なんだろうなっていうのは分かるけど・・・。

 

でも、結局うちの子は自閉症でした。

 

知的障がいもあり、一生喋れないかもと言われた後もこの言葉に何度傷ついてきたことか。

 

なので私はよそで、自分の家の事を基本的には話しません。

 

同じように悩んでいるお母さんに、何か聞かれたときはこう言っています。

 

「心配なら私じゃなくて、一分一秒でも早く保健師さんに相談した方がいい。」

 

「何もなければ、それで安心じゃん!!」

 

この言葉を聞いて、ハッと思ってくれるのはやはり母としてもどこかうちの子は、どこか遅れているのかもしれないと思っている人です。

 

心のどこかでうちは絶対大丈夫と思っているお母さんには、おそらくノリの悪い奴だな位にしか思われていないでしょう。

 

不思議な事ですが、クルと同じような特性を持つ子は他人の子でも分かります。

 

その先にある、ママ達の不安感や絶望感を少しでも減らしてあげたいと思ったのがこのブログを立ち上げたきっかけなのですが、私はやはり素人なのです。

 

医者でもありませんし(笑)

 

「お宅の子、たぶん発達障害じゃないかな?」

 

なんて口が裂けても言えません。

 

かわりに言えるのは、「何かツラいことがあるなら相談に乗るよ!」

 

くらいです。

 

自分の子供に障がいがあるなんて、なかなか受け入れられる事ではありません。

 

なぜ息子ではなく私の身に困難が降りかかってくれ無かったんだと、今でも強く思います。

 

しかし、すべてが現実なので変えようがありません。

 

今すぐに子供が成長したり、悩みが解決するわけではありませんが、時間の経過と共にお子さんも少しづつ成長し、ママ自身もずっと強くなれます。

 

悩んで考えて悲しむほど、後々どんなことも受け入れる幅が広がるはずです。

 

気分転換してみたり、好きなものを食べたりしながら乗り切りましょう。

 

自閉スペクトラムの息子 4、特徴的な行動と特殊能力について

 

こんにちは。

 

我が家の6歳の長男クルには、中度の自閉傾向があります。

 

息子に何か障がいがあるのかもしれないと思ったとき、彼のしている動きが一つ一つ気になり良くネットで調べたものです。

 

特に普通の子でもおしゃべりがあまりうまくないであろう2歳前後。

 

クルは全くしゃべることはなかったのですが、意志は良く伝えてくれていました。

 

そう、有名なクレーン現象と呼ばれているもので!!

 

クレーンは簡単に言ってしまえば、親の手を取って指をさしたり、連れて行ったりすること。

 

本当にずーっとクレーンばかりでしたね。

 

クレーンという言葉やどういう子がするのかというのは、当時すでにネットで調べれば出てきていたのです。

 

なので現実を理解しなければいけないことが、すごくしんどかった・・・。

 

しかし、単語でも言葉が出始めて自分の意志が伝えられると勉強したころからクレーンはパタッと収まりました。

 

今でも残っている特徴的な行動は以下になります。

 

独自の世界観の中で生きているため、突然大声を出す。

これが原因で集中力が長続きせず、会話が途中で終わってしまったりジャングルジムの上に乗っているのを忘れて、落ちたりします。

 

いつも何かぶつぶつ自分の世界を作り上げ、喋っています。

そして突然の爆発。

最近は「ドッカーン!!」と突然言います。

 

外でもやってしまうので、近くのおばあちゃんがびっくりした顔で見ます。

 

あるあるですが、親は心穏やかではありません。

 

止めなさいと言っても、その言葉すら夢中になっていると届いていないようです。

こっちも一緒に大きな声を出すと、さらに興奮してしまうので家などはスルーして気が済むようにさせてます。

 

手を顔の前でパタパタしながら、ぴょんぴょん両足跳び。

何度も言っていますが、クルは体の使い方が致命的に下手です。

しかし、この無意識でやっている両足跳びはものすごくきれいです。

 

なぜ、意識するとちゃんと跳べないのか謎しかありませんが、興奮すると出ます。


好きなテレビの内容を効果音・セリフともに完全暗記。
凄いの一言です!発音が不明瞭なので部分的にしか聞き取れませんが、タイミングもあっているので初めて見たときは衝撃を受けました。

 

クルの特殊能力として認めたいと思います。

 

この能力はすでに判明しているみたいで、カッコいい呼び方があるみたいなんですが、調べても出てこなくて分からないままです(笑)

すみません。

 

他にも、道順を覚えていたり記憶力の良さにびっくりすることがあります。

 

直前の記憶はすぐ忘れちゃうけど・・・。

 

この記憶力を靴の左右を間違わずに履ける能力に、割り振ってくれないかなと常々思っています。

 

声の音量がデカい。

TPOに合わせた声量が分からないのか、アニメで出てくる耳の悪いおじいちゃんおばあちゃんの様に、いつも精一杯の音量で喋っています。

 

口に指をあてて、「しーっ」とすると小さくする努力もしてくれますが、3秒で元通りです。

 

癇癪(かんしゃく)

今でもこれは、親にとってはしんどい儀式の一つです。

 

外でも横たわりバタバタしながら泣き叫ぶのを見ると、こちらも恥ずかしいのと悲しいので泣きたくなってきます。

 

気持の切り替えが難しいのか、変化を受け入れるのが下手なのかどっちなんでしょうか?

 

 

以上日常で見かける、クルの特徴的な行動でした。

 

しかし同じ自閉症の子でも症状は全く違うし、スタートは同じような症状が見えても、成長度合いも個々により全く違うので難しいです。

 

しかし、クルはクル。

 

出来るだけ生きやすい将来を作ってあげたいと、親も試行錯誤の毎日です。

 

次回はこれに関連して「大嫌いな言葉」について書いていきたいなと思います。

 

ありがとうございました。