自閉スペクトラムの息子 7.偏食について
こんにちは。
我が家のクルとマルは、本当にいつも一緒にいます。
弟のマルが必要以上にクルを意識しているので、いつもぴったりくっついて遊んでいます。
クルは基本的には一人の世界に行きたいタイプなので、時々邪魔そうにしていますが、マルが傍にいてくれることで他者を意識することが常に出来ているのかなと思っています。
ケンカばかりの二人だけど、親では与えてあげられない刺激をたくさんマルから受け取っているようです。
・・・・・・・しかし、そこにはリスクが多いです。
そう!どちらかが風邪をひいたときです。
我が家はマルが圧倒的に身体が弱く2ヶ月に一度は胃腸風邪にかかりマーライオン状態になってしまうので、ここまでぴったりくっつかれるとクルにも移ります。
先週末から、マルが胃腸風邪にかかり熱もあるのにクルにくっついてまわるので困っています。
小さいうちはしょうがないのかなとも思いますが、「布団で寝てなさい!」という親の言うことを聞かず、クルにくっついて動き回っているのでこちらも頭が痛いです。
まぁ、動き回れるってことは元気ってことですよね・・・。
クル頼むから、うつらないでくれー!!!
偏食について
こだわりの強い自閉症の特性で偏食があります。
毎食の食卓で決まった物が出てこないと叫ぶ・食事を拒否。
特定の物しか食べないなど、色々な症状があります。
クルは現在6歳。
現状は大人と同じものをある程度食べるようにはなっていますが、ここに来るまでに様々な状態になりました。
ちなみに、幼稚園は給食メインの所に入園しました。
赤ちゃん時代からの食事について少しお話したいと思います。
6か月頃:離乳食開始
色々な味のものを食べさせようと努力しました。
毎週末、お野菜を沢山炊いて冷凍のストックを作り毎食の離乳食に利用していました。
もちろん、お出掛けした際はベビーフードも効率良く利用して負担を減らしつつ上手くやっていました。
12~24か月:幼児食の頃
柔らかいご飯や、お野菜を意識的に取らせるようには気を付けていましたが、少しづつ好き嫌いが出てきました。
ただ、丼ものにすると良く食べてくれたので肉・魚・野菜の種類を変えつつご飯の上にかけるスタイルで提供していましたが、丼スタイルじゃないと食べてくれないなどがあったので少しづつこだわりが出てきていたのかもしれません。
24~36か月:食べない
なぜだか「スナックパン」しか食べないという時期がありました。
せっかく作ったご飯を残され、クレーンでパンを持ってこいと要求される毎日。
しかし、何か食べさせないと病気になるのではと怖くて毎日スナックパンだけは用意していました。
私の精神もツラくなり、怒りにまかせてお皿も何枚か割った記憶があります。
本当に家庭も荒れていましたね。
36か月~現在:成長別に記載
この頃から一人で育児ではなく療育に通い始め、プロの療育の先生の意見のもと少しづつ変えてみました。
・パンは買わない。
出したおかずを食べなかったとしても、お米を食べればそれでいいと心を鬼にしてパンからの卒業を図りました。
最初は泣き叫びましたね・・・。
しかし、お腹が減れば食べるはずと思い小さなおにぎりを毎食作りました。
・お弁当はおにぎりと好きなおかず。
小さなおにぎりと、好きなおかず2品位の小さなお弁当を作り完食する喜びを感じてもらう。
・野菜は生で提供
料理をする過程を見るのが好きなクルは、野菜を切っているときなどそばに寄ってくるので生でも食べれるものを少し渡します。(今でも食べています。)
コリコリとした触感が良かったのか、少しづつ生野菜を食べる事が出来てきました。
ピーマンなども生のまま食べていました(笑)
しかし、野菜炒めなどは断固拒否です。
・味付けは嫌い
ドレッシングや、マヨネーズ、ケチャップ、お醤油などは今でも好きではないようですが、3歳代は特に酷かったです。
食材の味を楽しんでいるんだなと勝手に解釈し、特に強要はしませんでした。
・子供別の食事を辞める
今までは、子供の分は別で食べれるものを作っていました。
しかし、野菜も生のまま食べれるようになったし、食べれるものの幅が広がっていたので子供専用のご飯を辞めました。
大人と同じものを出すようにしたのです。
最初のうちは、食べませんでした。
根気よく手法を変え、味を変えしている間に、少しづつ口に入れる回数も増えてそこまで不味いものはないらしいと判断してくれたようです。
・給食の空気感
クラスのみんなと並んで同じものを食べる。
周りを見て、しっかり自分も同じように食べてくれるようになったことで一安心しました。
幼稚園に通い始めた頃は、「今日も白ごはんしか食べませんでした~!!」っていう日しかなかったので、ものすごい成長ですね。
栄養を考えられた、毎日違うものを食べれるようになったことはこれから、小学校・中学校に行ったときも親として安心材料の一つです。
こだわりが酷く食に悩んでいる人は、たくさんいると思いますがみんなと同じ物を食べてほしいという願いはどんなママやパパでも変わらないですよね。
自分の子供にはどんな作戦が良いのかぜひ、考えていって見てください!