自閉スペクトラムの息子 6.感覚過敏について
こんにちは。
ただ今卒園に向けて、療育施設と幼稚園へのメッセージやら準備やらで母は非常に危機的状況に陥っております(笑)
新しい環境に入ってうまくやれるだろうかとか、新学期の準備どうしようとか先の事を考える暇はほぼなく、今やらなきゃいけない事を淡々とこなして一日が終わっていきます。
ところで今日はクルの人生始まって以来の、嬉しい出来事がありました。
なんと幼稚園のクラスのお友達に、お手紙をもらってきたのです。
「○○ちゃんが、クルにお手紙くれたのー!!」(肝心の名前は聞き取れない・・)
と嬉しそうに報告してきたのです。
弟のマルは以前からお友達とお手紙交換などをしていて、それを見るたびに羨ましそうにしていたクル。
しかしコミュニケーションが上手く取れないクルに、お手紙をくれる子はなかなかいないだろうなぁ・・・と諦めていたところの出来事だったので衝撃でした。
中には文章ではなくクルの好きなサンリオのキャラクターが、色とりどりに描かれていました。
きっと時間をかけて一生懸命描いてくれたんだろうなぁと推測出来る程の上手さと、色の使い方でした。
子供たちが家に入っていった後、あまりに嬉しくて涙が出ました。
もしかしたら、お友達にお手紙を貰う事なんてこれが最後かもしれませんがこの嬉しい気持ちはクルも忘れないと思います。
誰がくれたかはハッキリしませんが、こんな気持ちにさせてくれて本当にありがとう☆
大事そうにお手紙を抱えているクルを見れて本当にうれしいな。
感覚過敏の事
自閉症の特性の一つに、感覚過敏があります。
あまり詳しくない人には、耳を塞いだりするよねって言われたりしますが、これもまた様々な症状があります。
もちろん、音に過敏な人もいます。
掃除機や、運動会のピストルの音、飛行機の飛んでいる音などが不快で堪らないなんて人もいます。
私達だって黒板を爪を立てて「キー!!」ってされるの嫌ですよね。
他にも、木の椅子に座った時のお尻の感覚が嫌だっていう子や、体に触られるのが嫌だっていう子もいて本当に様々なんです。
我が家のクルは、先端過敏です。
本当にそんな呼び名なのかどうかはさておき、指先や耳・口などを触られるのを嫌がります。
なので、足の爪や耳掃除が出来なくて困っています。
手の指だけは赤ちゃんの頃から毎週切っているので、慣れているみたいですがそれでも必要以上に指先を触るのを嫌がります。
足は勝手に爪が折れるのを待つ(寝てる間も出来ません。)、耳掃除は覚悟を決めて耳鼻科へ半年に一度連れて行っています。
事情を知っている先生は高らかに笑いながら処置しますが、母は押さえつけるのが大変なので終わった頃にはグッタリです。
待合室にいる人にはどう思われているのか・・・。
断末魔をあげているクルを抑えながら、ぼんやりと考えたりしています。
歯科には定期的にクリーニングで通っているので、耳鼻科ほどではないですがやはり大変です。
今はまだ押さえつけれるほどのサイズなので良いですが、大人になっていくにつれどうなるのか恐怖でしかありません。
何かいい方法があれば教えてください。
ありがとうございました。