自閉スペクトラムの息子 5、大嫌いな言葉
こんにちは。
息子たちが先ほど帰宅し、お菓子を食べています。
実は、帰ってくる間にひと悶着ありまして・・・母は子供たちに土下座する事態に陥りました(笑)
クルが「おベント、レジャーチート(訳:レジャーシート)無かった!!汚かった!」
「タオルちいてたべたの。(訳:タオル敷いて食べたの。)」
非常に怒っていました。
しかし今日の予定にレジャーシートは書かれていませんでしたし、幼稚園もこの寒い中インフルも流行っているのになぜ外で食べさせるようなことをするのか・・・・?
マルも同じくレジャーシートがないと言ったので、頭の中は「???」でいっぱいでしたし、「そんなの今日の予定に書かれていなかった!」と私も反撃しました。
家に帰ってから、プリプリしながらマルが持ってきたのは
ランチョンマット!!
「さーせんでした!!!!」慌てて二人に土下座し、許してもらいました(笑)
これは、お弁当・給食にかかわらず常に持たせなければならないものです。
自分だけ、クラスの中で逆目立ちするのが嫌だったみたいですね。
まさか二人ともに、入れ忘れてしまうとはダメ母ですね。
でもこうして今日あった事を教えてくれるようになってくれて、うれしいと思う私でした。
大嫌いな言葉
クルがまだ小さく何も話せない頃、コミュニケーションもうまくない状態で、児童館などに行くと決まって話し掛けてくる話好きな年上ママ。
発達の遅いことに気付くと、100%決まって言うんです。
「男の子だから、話すの遅いよ!!うちの子も~・・・」
私は、この言葉が大嫌いです!
えぇ、分かりますよ!
発達の遅い子の、不安な気持ちのママに対してのこの言葉。
慰めだってわかるけど、良い人なんだろうなっていうのは分かるけど・・・。
でも、結局うちの子は自閉症でした。
知的障がいもあり、一生喋れないかもと言われた後もこの言葉に何度傷ついてきたことか。
なので私はよそで、自分の家の事を基本的には話しません。
同じように悩んでいるお母さんに、何か聞かれたときはこう言っています。
「心配なら私じゃなくて、一分一秒でも早く保健師さんに相談した方がいい。」
「何もなければ、それで安心じゃん!!」
この言葉を聞いて、ハッと思ってくれるのはやはり母としてもどこかうちの子は、どこか遅れているのかもしれないと思っている人です。
心のどこかでうちは絶対大丈夫と思っているお母さんには、おそらくノリの悪い奴だな位にしか思われていないでしょう。
不思議な事ですが、クルと同じような特性を持つ子は他人の子でも分かります。
その先にある、ママ達の不安感や絶望感を少しでも減らしてあげたいと思ったのがこのブログを立ち上げたきっかけなのですが、私はやはり素人なのです。
医者でもありませんし(笑)
「お宅の子、たぶん発達障害じゃないかな?」
なんて口が裂けても言えません。
かわりに言えるのは、「何かツラいことがあるなら相談に乗るよ!」
くらいです。
自分の子供に障がいがあるなんて、なかなか受け入れられる事ではありません。
なぜ息子ではなく私の身に困難が降りかかってくれ無かったんだと、今でも強く思います。
しかし、すべてが現実なので変えようがありません。
今すぐに子供が成長したり、悩みが解決するわけではありませんが、時間の経過と共にお子さんも少しづつ成長し、ママ自身もずっと強くなれます。
悩んで考えて悲しむほど、後々どんなことも受け入れる幅が広がるはずです。
気分転換してみたり、好きなものを食べたりしながら乗り切りましょう。